社会に出てから本を読んでも新聞読んでもニュースを見ても「誰それ」「そもそも何」「暴かれる無知」と三段落ちで華麗に着地することに慣れてきたブセです。
世界史に興味のある皆さんこんにちは。
いやね、知識なくてもなんとなくコンビニでアイス買ったり、友達と温泉行ったり、猫を愛でたりはできるんですよ。
でもちょっと角を曲がるとすぐ知識の壁にぶちあたりませんか。
その壁にぶちあたりそうな曲がり角を覚えて避ける不毛を受け入れるより、
さっさと知識をつけて日常のオモシロをもっと見つけたいな、と先日思いまして
オモシロ
オモシロを見つけるために生きてる
40日ガッと勉強してガッと受験して世界史の歴史検定2級と3級に合格したので、その時の勉強法をまとめました。
試験とか大丈夫です~、なんとなく知識つけるだけでいいです~という方には
「なんとなく知識つけたい編」というまとめを作りましたので、そちらをどうぞ。
なーんつって、今書いてる最中(すぐ書く~~)
まずは世界史やっててよかったな、というごくごく個人的な感動ポイントをまとめましたので、そこを読んで「やろかな」と思ったら勉強法まで読み進めてみてください。「やり方だけ教えてくれ」という人は目次で飛んでね。
でははじめまーす。
目次
世界史を勉強してよかったこと
映画や音楽の背景解像度が上がる
映画に出てくる地名、わかります!
建物、知ってます!
キューバ危機? あーハイハイ!
みたいな楽しさがあるよ。
もちろん知っていることばかりではないけど「あの事件の背景って…」「あの引用is何…?」みたいな疑問も調べどころがわかっているので、問題解決が爆速です。
あと「知ろう」のフットワークが軽いので、本を読んでも映画を観ても楽しい。
無趣味の人にもおススメ
勉強すれば勉強するほど色んな事に興味がわいてくるので「とくに趣味はないです」という人におススメです。
17世紀ヨーロッパの土壌研究だけに学者人生ささげるような人もいると思うんですけど、
世界史、人類誕生から近代・現代史まで軽率にバーーーーーッとやりますからね。
それだけやったらどこか自分の琴線に触れるものが出てきます。
調べ物が脇道にそれていってるな…と思ってもまっすぐ進んでるとそれがメインルートになって「周りの誰よりも詳しい」という状態になったりしますよ。
話し相手がいないタイプの趣味つくろうぜ!
ポジティブな愚痴?
クイズの得意ジャンルになる
クイズのジャンルって「芸能」「スポーツ」「アニメ」など色々あるけど、「歴史」って得意な人あんまりいない…?
と「みんはや」というクイズアプリでほぼ世界史の知識一本で勝ち上がって最高ランクまでいったときに思いました。
40日勉強してクイズの一ジャンルが得意になるなんてコスパ最高ヨー
世界史勉強してよかったポイントの最後の一押しが「クイズでめっちゃ勝てる」という俗な感じにもかかわらず、「やります!!!」という蛮勇をキープできた方、勉強のやり方まとめております!!
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1,試験に申し込む
ぶっちゃけて申しますと、歴史検定で世界史の2級や3級をとったところでメリットなどほぼないんですが、人間は締切がある方が頑張れます。
世界史一通りを40日で勉強する、という短期間勝負ができたのも、申し込み締め切り直前に申し込んで勉強を始めるという瀬戸際の馬鹿力のおかげ。
歴史能力検定を受験して締め切り作ろう。自分を追い込もう。
センター7割レベルまでやるなら世界史3級、もうちょっといける…! という人は2級にチャレンジだ。
私はビビリなのでW受験しましたよ。
といっても「急いで覚えたことは急いで忘れてしまう」というのも事実なんですよね。
40日で「勉強する習慣」ができたらそれだけでひと財産なので、とりあえず短期集中でがんばってみて、合格してもしなくてもこの習慣を大事に勉強を続けるのがいいと思います。最初から「2年スパンで!」みたいな悠長なことを言ってるとまァ人間は怠けます。
2,SNSアカウントを作る
Twitter、時間溶ケル、ヨクナイ。
真理ではあるんですが、ものは使いよう。
やっぱり同じような勉強してる人の勉強ツイート読むとモチベーション上がるんですよね。
英語みたいな勉強人口が多いジャンルはともかく、世界史みたいな珍しい勉強してる人って周りにはまずいないはず。
Twitterで勉強専用アカウント作って、同じく世界史を勉強してる人を探してフォローしましょう。
使ってる参考書、勉強時間などナマの情報はめちゃくちゃ刺激になります。
「歴検」「世界史」あたりで調べると目的が同じ人が見つかるので、現在進行形で勉強してる人を探しましょう。
「歴検受けます!」とSNS上で宣言するのもおススメです。サボりにくくなります。
実際勉強で使うもの
教科書
まずはこれ。教科書を最初から最後まで読んだら基礎の勉強は終了です。どシンプル。
「教科書読んでたら眠くなっちゃう…」という方、大丈夫です。
問題集をやりましょう。
問題集
さっきの教科書の準拠問題集です。
問題集をやり始めるとアラ不思議、教科書が「問題集の答えが全部載ってる本」に見えてきます。
教科書を読んでるだけでは「どこまで覚えて、なにがアヤフヤか」がわからないんですよね。
インプットとアウトプットはセットにしておく方が定着が速いです。
一問一答
教科書を一通り読んで、問題集一周でさらっと完答できたからヨシ!!!!
みたいな天才はそうそういません。ねちっこくねちっこく復習しないと身につかないので一問一答テキストを使ってスキマ時間で復習していきます。
このテキストのいいところは、専用のアプリがついているところ。
正直動作がモッサリしてるので私としてはAnkiという無料アプリを勧めたいところなんですが、
導入ハードルが高いのでここでは紹介だけしておきます。
私はAnkiを使って一問一答を回していますが、復習用の素材を作るだけで毎日1時間くらいとられるので…
一時間…?
細かい作業が好きなひと(&時間に余裕ある人)におススメ……
Ankiをざっくり知りたい人はこちらの記事をどうぞ
年代暗記本
3桁、4桁の数字をひたすら覚えるのは苦行なので、教科書と並行でやりましょう。
あとでまとめて覚えるのめちゃくちゃシンドイです。少しずつやりましょう。
年代暗記本に思いの丈をぶつけた別記事があります!
問題集の話ならいくらでもできる!!
話し相手がいないタイプの趣味ばかり増えるよね
回し方
勉強用のテキストは揃えた!! さあ勉強だ!
という方、まずは教科書の目次を開きますよ。
ご覧のように全部で16章ありますね。
というわけで1日1章やるなら、16日間で終わります。
非現実的です
おススメしません…
さすがに16日で問題集までやりきるのは無理なので、とりあえず一章を数日に分けてやってみます。
私の場合は1章を2日でやるペースで進めて、残りの一週間くらいを過去問演習にあてました。
毎日めちゃくちゃ忙しくなります。
でもやれる。がんばろう。
毎日やることリスト
①教科書を読む
②準拠の問題集を回す
③一問一答、年代暗記をスキマ時間に進める
毎日2時間くらい勉強にあてるのが理想です。
スキマ時間をちょこちょこ使って復習を多めにするのがポイント。
100%暗記学習なので、毎日やった方が断然効率がいいです。
週2,3回しかやらないと前にやったことを忘れてしまっているので、
復習だけでも毎日やりましょう。
覚えられなくて辛いな…とか
暗記苦手だな……とお思いの方。
私も別に暗記が得意なわけではないです。
人の名前もあんまり覚えられないし、
「あの時のあの人がアレした時あったやん」
みたいなおじいちゃんみたいな会話の投げかけ方もします。
勉強のハードルを下げる方法は唯一「毎日やること」だけです。
まだ覚えているうちに復習したら記憶が定着します。
一日おきに復習して思い出せないものは、半日ごとに思い出します。
それで駄目なら3時間おきに復習。
それでも駄目ならもう手の甲にマジックペンで書く。
「その手に書いてる『ドルゴン』って何…?」
と聞かれたらこっちのものです。
「順治帝を補佐した摂政だよ!!!」と答えましょう。
アウトプットポイントをさらにゲットでより覚えられます。
まわりをガンガンまきこんでいこ。
時と場合も考えようね
終わりに
というわけで、社会人のやり直し世界史勉強法の話でした。
最後にお話ししたいのが「歴史はいろんな本を読んで学ぼう」ということです。
今この瞬間も、歴史の研究は進んでいます。
教科書で「事実」とされていることも、数年後には描写に変更がある、なんてことも珍しくありません。
インターネットや教科書の内容だけを鵜呑みにすることなく、ある程度勉強が進んだら、一次情報に近いものに触れてみましょう。
世界史で一次情報に触れるのは語学の壁があるので結構厳しいですが、博物館や美術館に行くのも楽しいですよ。
いっぱい本読もー
おしまい。