歴史の勉強の一要素、年代暗記。
みなさんはどんな本を使っていますか?
私は今のところ2冊使っておりまして、
そのどちらも結果的にめちゃくちゃ良かったので
今日はその話をしたい。
1冊は天才的センスの本、もう1冊は総合力がすごいのです。
語呂合わせ等の「数字」と「フレーズ」の組み合わせって、
自分の肌に合わないとなかなか入っていかないんですよね。
語呂合わせの暗記本をお探しの方は
これから紹介する2冊を含め、
本屋で手に取って色々見てみるのを強くお勧めします。
数字が入ると縦軸できますからね。
せっかく歴史を勉強してるなら、年代も覚えてしまって
自分の中に縦軸を一本作っておきたい。
というわけでそんなぶっとい縦軸のための2冊を紹介していきまーす!
世界史年代ワンフレーズnewは天才が書いた本
節操もなく英語だの数学だの中国語だの色々と勉強しているせいで、
買った参考書は数知れず。
もちろん馬車一杯ほどはありませんが、
そこそこベストセラー本も買っているので、
魅力的な本は数々見てきているのです。
映像授業がついているもの、アプリ併用の本、図表やイラストがふんだんに使われたもの
30年以上のベストセラー、などなど。
ちょっとだけ関係ない話していい? いいよ
![](https://buscesan.com/wp-content/uploads/2021/03/man.png)
今回は世界史の話なので全然関係ありませんが、
英語で一番好きな問題集は「英文和訳演習」というテキスト。
和訳は人に読んでもらって、間違いを指摘してもらって…と
対人サービスでないと練習は難しいのかな、と思ってたんですが
この本はありとあらゆる「君がやらかしそうな愚かな間違い」を網羅していて
それに一つ一つ丁寧に、かつだいぶ辛辣にアドバイスをしてくれるのです。
大分えぐられるので、対面でやられたらきっとトラウマ。
なので紙くらいがちょうどいいという謎のバランス。
関係ないけど、英語に興味あったら本屋でぜひちょっと内容をみてほしい。
![](https://buscesan.com/wp-content/uploads/2021/03/man.png)
![](https://buscesan.com/wp-content/uploads/2021/03/tori.png)
世界史年代ワンフレーズnewは脳にささる
本筋に戻します。
ともかく、それだけ色々参考書を買ってる私が
「これは天才が書いた本」
と思ってるのが世界史年代ワンフレーズnewです。
語呂合わせって、フックがある分一旦覚えたらなかなか忘れないんですけど
脈絡がないのと、案外単調な言い回ししかしなくて
覚えるまでが大変なんですよね。
ところがこの本、語呂の作り方が本当に秀逸で脳にささる。
おかげで2回くらい見たらすっと覚えてしまう。
ささるかささらないかは各々のセンスによるので
万人に「絶対いいよ!」とは言いにくいですし、
レビュー読んでると「語呂合わせに意味がない」とか「内容が無理やり」みたいな感想を持つ人も
いるみたいです。
もう一冊の「元祖世界史年代暗記法」の総合力に比べたら、弱い部分があるのも確か。
良い点、残念な点を挙げていきますので、
ご検討ください。私はめちゃくちゃ好き。
世界史年代ワンフレーズnewのすごいところ
見出しが多い=網羅して暗記できる
これを使って勉強していると
「あ、この語呂合わせは載ってないのか…じゃあ自分で覚えないとな…」みたいなことが
ほとんどなかったです。
横軸を入れてくれる
こういうのをたまに入れてくれるので、同時代の感覚をつかみやすい。
センス
この本が初めて買った年代暗記の本なので、
初めて買った本を親と思う、みたいな感じで好きになっちゃったのかと思ってたんですけど、
他の本と比べると飛びぬけて語呂の作り方がうまい。
特に好きなやつをいくつか挙げてみたんですけど、
ほんと是非本屋で手に取ってほしい。
実際覚えるときに「覚えやすい」は最強なので
あなたの脳にささりましたらば幸いです。
無理やり挙げる世界史年代ワンフレーズnewの残念(?)なところ
シンプルが過ぎる
シンプルすぎて「何が起こりましたか??」と調べないとわからないことがある。
![](https://buscesan.com/wp-content/uploads/2021/03/tori.png)
![](https://buscesan.com/wp-content/uploads/2021/03/tori.png)
![](https://buscesan.com/wp-content/uploads/2021/03/man.png)
物言いが乱暴
割とエッジのきいた言い方をすることがあります。
ひとの好き嫌いが発生するかもしれない。
![](https://buscesan.com/wp-content/uploads/2021/03/tori.png)
![](https://buscesan.com/wp-content/uploads/2021/03/man.png)
元祖世界史の年代暗記法は総合力がすごい
さて一方の、元祖世界史の年代暗記法。
1冊目がそんなにいいなら、
なんで年代暗記本もう1冊買ったの? って話ですよね。
買った経緯
実は並行で日本史も勉強しておりまして、
年代暗記はワンフレーズの日本史版があるなら買いたいな~と
思ってたんですが、
出てはいるらしいんですけど、絶版なのか流通してないんですね。
仕方ないので他に年代暗記本あるかなーと思って見つけたのが、
元祖日本史の年代暗記法。
読んでみたら解説や時代背景まで説明してくれてて
年代暗記本というかプチ参考書くらいの情報量。
良さそうだから世界史も買ってみよ~と思って
kindle版を買いました。
元祖世界史の年代暗記法のよいところ
解説が丁寧
左ページに語呂、右ページに解説という配置です。
その解説がめちゃくちゃ丁寧。
その年に起こったことだけでなく、前後も整理しながら覚えられます。
抱き合わせで覚えられるお得感
こういうのまとめて覚えておきたいな~を
まとめてくれている。
あざます!!
流れも一気に覚えられる
こういうダダダと起こったことを
一文にして覚えられるのが便利。
なんと音声付き
旺文社のHPで語呂合わせを読み上げた音声を聞くことができます。
無料でDLも可能。
耳で覚えるタイプの人には便利だと思います。
元祖世界史の年代暗記法の残念なところ
覚えにくい
語呂合わせが単調なので辛い。
1500年代は大体「以後」から始まるし
1700年代は「否」で始まる。
数字の語呂とフレーズに関連がないから
ちゃんと覚えないと空中分解する。辛い。
![](https://buscesan.com/wp-content/uploads/2021/03/tori.png)
![](https://buscesan.com/wp-content/uploads/2021/03/man.png)
結果どちらを買うべきかというと
好き嫌いで言ったら圧倒的にワンフレーズなんですけど、
総合力でいうと元祖年代暗記法が強い。
教科書の内容が一通り頭に入ってて、
整理のために年代暗記をする人ならワンフレーズ。
まだいろんなことがあやふやで、
年代暗記にはじっくり取り組みたい(時間がかかってOK)なら元祖かな~という感じです。
私が独断で「覚えやすい」「覚えにくい」と言ってるだけで、
いや元祖の方が断然覚えやすいわ、という人もいると思うので
まずは本屋にゴー。
色々手に取って悩んでください。
終わりに
というわけで、世界史の勉強で役に立った本2冊の話でした。
参考書は買うのも解くのも好きなんですけど、
「ここが良い!!」を話すのも好きなので
また何か好きな本が見つかったら
書くと思います。
またそのうち読みに来てね。
おしまい。
おまけ:歴史検定世界史1級挑戦中
世界史2級&3級→日本史1級ときて、今年は世界史1級にチャレンジしているんですが、
「世界史年代ワンフレーズnew」の良さをあらためて堪能してるので、
激賞するために追記します。
やっぱり圧倒的に覚えやすい。
発想と言葉のセンスが詩に近い。
「あの年代どうやって覚えるんだっけ?」
と探して、語呂を見るたびに
「天才か?」
と感心してしばらく眺めてしまうので時間を食う。
(2回くらい復習したら覚えるのでトータル時短)
今年の世界史もこの本と共にやっていく。
あと1級から論述が入るので、
同じ人が書いている論述対策本も買いました。