こんにちは。
自主映画を年20本くらい観るブセさんです。

第16回中之島映画祭という自主制作の映画を上映する映画祭に行ってきたので、
特に面白かった3本の話をします。

数年前行った時よりコンペ作品のレベルが格段に上がっているというか、
がぜん私好みになっていたので
3本選ぶのがもうね、意外とたいへんでした。
映画祭すごく楽しかったです。

ではまず1本目。最終日に観て
見事コンペでグランプリをとった中川駿監督、「カランコエの花」(39分)

LGBTに関する授業を受けたことで
「逆に考えるとそんな話をわざわざするということは、
クラスの中にLGBTの生徒がいるのでは?」
と疑心暗鬼になったクラスメイトたちが
犯人捜しをするように
友達を疑ったり、普段の行動を気にし始める中、
主人公が友達からある悩みを告白される、という話。

とにかく脚本がめちゃくちゃ良くて、
色んな場面に伏線がひそんでるんですよね。
ぜんぶわかったあとに、もう一回観たくなる。
「あの時、あの子どんな顔してたんだろう」
とか。

あと役者さんが皆めちゃくちゃ魅力的。

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ひどくて軽薄なんだけど、芯のあるところが垣間見えたり、

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この主人公とその友達3人の会話が自然で、
しかも普通に面白くて「ふふっ」ってなっちゃうところ最高でした。

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この場面いくらでも見てたかった。

7/14~7/20まで新宿のK’s cinemaという映画館で限定上映するらしいので
お近くの方はぜひ。
中川駿監督の最新短編も併映されるとのこと。

自主映画って短編~中編(1時間未満くらいの作品)が多いので、
プログラムの都合で劇場でかけるのが難しい、と聞いたことがあります。
口コミ以外で集客の見込みもさして立たないし…。
なので限定上映とはいえ、
ちゃんと劇場にかかるのってすごい!🙌

2本目、個人的にはいちばん好きだった作品。
布瀬雄規監督「金色」(28分)。

 

盲目の整体師とコック見習いの青年が
川べりでたまにスケボーしたり、
ビールを飲んだり、
「川の匂いがする」
という話をしたりする。

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盲目の青年は髪を金髪に染めていて、
自分がまだ視力を失う前の、金色の折り紙の記憶について
話すんですけど、
「視力を失ったひとに聞くと、
自分の目の見えなくなる直前の風景をいまでもはっきり覚えているという人がいる」
と舞台挨拶で監督が話したこととあわせてとても印象に残っています。

盲目の青年は口数が少ないんですけど、というか
全体的にセリフの少ない映画ではあるんですが、
ほんとうに一言一言がめちゃくちゃ刺さるというか、
じっくり胸に染み込んでいくし、
次の一言を息をひそめて待ち構えてしまうような、
とてもいい役者さんでした。

最後の3本目は磯部鉄平監督「真夜中モラトリアム」(23分)。
これだけコンペ作品じゃなくて、
和歌山県で開催されるKisssh-Kissssssh(きしゅーきしゅー)映画祭の
前回のグランプリということで特別に紹介されていた短編映画。

喪服の5人が揃ったカットがいちいちめちゃくちゃかっこいい。

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クールで素敵だった元クラスメイトの葬式に集まった5人が
その死んだ女の子の思い出がみたくて、タイムカプセルを掘り起こす話。

Kisssh-Kissssssh映画祭(海辺の野外上映で映画が観られるらしいよ!)も
とても楽しそう。

以上でした。
中之島映画祭、毎年GWにやってるので是非行ってみてください。

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中央公会堂で、

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そしてこのスクリーンで、映画を観るの楽しいですよ。

                             
関連LINK:

「カランコエの花」監督のtumblr https://shunnakagawa.tumblr.com/
「真夜中モラトリアム」監督のtumblr https://isobeteppei.tumblr.com/
Kisssh-Kissssssh映画祭HP http://kisssh-kissssssh.com/

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